危ない「漢方のお医者さん」との戦いの記録

「専門家」が誰も助けてくれなかったので、独学・自分の体で命をかけて漢方薬の人体実験した記録。書いてあるとおりかなり危ない状況だったので、安易にまねしないでね。

カテゴリ: 医薬品ネット販売

私が今使っているのは、
生薬:トウキ・シャクヤク・ジョテイシ・カンレンソウ・ビャクゴウ・オウレン・オウバク・サンシシ・ボレイ・カンゾウ・ゴシツ・セキシャク・サンヤク・レンニク・バンランコン・ブクリョウ・キコク・モッコウ・コウブシ・ケイシ
エキス剤:西洋人参・炒り麦芽・医療用猪苓湯

これだけのもの。
そうして、現在の体調を維持・向上させている。

上記の薬の中で、三牧ファミリー薬局への弾圧で来月から手に入らなくなるのが、医療用猪苓湯。

仕方なく、先日、普通の病院へ行って、医療用猪苓湯を処方してもらった。

「なんだ、簡単に処方してもらえるんじゃないか」
と思われるかもしれない。
でも、それは大きな間違い。

1種類の方剤を処方してもらうのは、それほど難しくない。
問題は、証が変わって、別の方剤が必要になった時。
ほぼ確実に、普通の病院では、「分からない処方は出来ない」と、拒否される。
(じゃあ、最初に処方するのは何???)
そうなった時、打つ手はあるんだろうか。
目いっぱい、3か月分処方してもらったので、その問題は、3ヵ月後に持ち越し。
猪苓湯以外のものが必要にならないことを祈るしかない。


それから、別の問題も。

今回処方されたのは、ツムラ。
その病院では、ツムラしか扱っていないとのこと。
こういう病院、とても多い。医療用漢方薬の製造メーカーは、ツムラだけじゃないのに。
しかし、ツムラの方剤は、問題がある。
だから私は出来るなら、別のメーカーのほうがいい。
なぜなら、白朮を蒼朮に置き換えているし、桂枝を使わなければならないところを肉桂を使っているから。
それぞれ、作用が違うのに。


日本で使われる白朮と蒼朮は、同じものだから問題ない、といわれることもあるけれど、それは、私にとって机上の論理。
だって、実際使ってみたら、全然違うんだもの。補益性は、白朮のほうが上。
だから、歴史的にどうで名称がどうであろうとも、私にとって、日本薬局方における白朮は蒼朮に置き換えてはならないもの。
それに、桂枝のところ肉桂を使うと、桂枝は通陽利水で、体の熱が均一化されて発散される感じだけれど、肉桂は、体の奥から温めて熱をこもらせてしまう。
現在・・・というか先天的に陰虚が入ってて今陰虚が前面に出てる私には、桂枝は使えても、肉桂は決して使えない。
これ、本来桂枝と白朮を使う苓桂朮甘湯を使い比べると、一目瞭然。

私が今使っている薬を見てもらうと分かるように、苓桂朮甘湯(今は陰虚のため減白朮だけどそろそろ入れてもいいかも)が必要。
だから、時々、オースギなんかの苓桂朮甘湯を使ったりもするんだけど、これを適切に使うと、めまいや動悸がどれて、心地いい。
だけど、ツムラの苓桂朮甘湯は、使うと変に熱がこもって具合が悪くなる。


とりあえず、猪苓湯には白朮も桂枝も(というか蒼朮も肉桂)どちらも含まれていないので、もらって来てみたけれど、なんだか怖くてまだ使っていない。でも、今後これ使うしかないんだよなぁ・・・


という状態なので、もし、今後証が変わって運良くそれを医師が納得してくれて猪苓湯から苓桂朮甘湯等の白朮・桂枝の入った方剤に変更できたとしても、ツムラしか手に入らないので、具合が悪くなる、と。


本当にもしもの時は、エキス剤を使わずに全部生薬使っちゃえばいいんだろうけれど、もしこれ以上行政が三牧そのほかを追い詰めて潰してしまったら・・・生薬も手に入らなくなったら・・・
そのときは、どうすればいいんだろう。

もう通販は使えない。
私が使ってるもの全部を適切に処方してくれるところもない。

実質的に、代わりはないのに。


本当に、厚生労働省ほか行政、なんでこんなひどいことするの?
こんなことするなら、代替策施行してからにしてよ。
本当に勘弁してよ。

私がずっと、漢方薬・生薬を買っていたのは、三牧ファミリー薬局。
ここのおかげで、私は今、生きている。

誰も助けてくれなくて何度も何度も死にたいと思うほどまで追い詰められた、重篤な状態だったのが、普通に生活できるようになった。
筋腫も小さくなった。
術後の癒着による消化管障害もコントロールできている。
維持は出来なかったけれど、妊娠できた。
流産後の除去し切れなかった内容物も漢方の力で排出し、メテルギン酸の激痛、及び開腹手術を回避できた。
そして、その後の回復も早かった。


そうして、やっと健康で平和な日々が安心して送れると思っていたその矢先、三牧の社長が、改正薬事法違反の疑いで、書類送検された。
そしてついに、来月9月から、私にとっての命綱である漢方薬が手に入らなくなることとなった。
生薬も、値上がりし、入手までに時間がかかり、ここで買ったことのない生薬は手に入らなくなる。


もし薬が手に入らなければ、まだ、どんどん体調が悪くなる。
元の木阿弥状態になる。
そんなの、絶対にイヤだ。


なんで、こんなひどいことするの?
私のような人間に、どうしろと?


漢方の知識のない、もしくは生半可な知識しかない医師や薬剤師には、私の状態を維持・改善することは、無理。
それ以前に、あわないもの処方されて、体調が悪化する可能性が大きい。
それは、今までの経験で、イヤと言うほど分かっている。

でもこうなった以上、彼らから、どうにかして薬を手に入れなければならない。
それが、どれだけ大変なことか。
どれだけ心身をすり減らさなければならないものか。
ぞっとする。



この過程を追っていると、三牧がどれだけがんばってくれていたか、そして、大阪府及びその背後にいる告発した側が、どれだけ卑怯なやり方をしていたか、よく分かる。

誰のための書類送検なのか。
彼らは、ただ、体面を保ちたいだけだとしか思えない。

彼らは、私を殺したいのか。
そんなこと、彼らにとっては、お構いなしだということは、明白。


役人は三牧に対し、「薬局を潰す ぐらい簡単です。この法律を変えるには国民の声が必要です。」 と言ったとのこと。

国民の声って、どんなもの?
声は、それこそいっぱい上がっているよ?
それ、ちゃんと聞いてるの?
耳をふさいでおいて、「聞こえない」っていうの、本当に卑怯だ。


一体、誰のためにやっているのか。
これは、ただの、見せしめだ。


私はまた戦わなければならない。
この卑怯な行政に、私は潰されたくない。



最近、鍼灸を勉強したいと思う私。
アホな改正薬事法がこのままの状態であれば、あと1年で、必要な薬が手に入らなくなるから。

だから、これから1年の間に、口から入れる薬が必要のない体にしなければならない。
でも、それは、これまでの経過なんかを考えると、とても難しいような気がする。


ということは、経口の薬に代えて、鍼灸用品で体を維持できるだけの体の状態にし、それだけの技術を持たなければならない、ってことだな。
薬が郵送されなくなって手に入らなくなっても、お灸と円皮鍼程度なら、どこに行ってもいくらでも通信販売で手に入るから。
(鍼灸でも、漢方薬と変わらないぐらい結構劇的な効果があるのに、薬だけ規制ってなんか変な気もする。けれど、普通の人は的確に取穴できないから、そんな危ないことにはあまりならないのかなぁ? でも、実熱とか陰虚のときにお灸したら、イッパツ悪化だと思うんだけどなぁ・・・)



どちらにしても、困難であることには代わりがない。


でも。
多分、あと1年あれば、どうにかなる、と思うことにする。
絶対どうにかなる。
大丈夫。

自分に言い聞かせる。


こうやって、今まで今よりずっと厳しい状態の中やってきたし、ここまで回復して来れたんだもの。
以前よりは、自分の状態は見えていると思うし。(また勘違いかも)



そうやって、信じて、またこれからこつこつとやっていかないと。




経過措置が切れて、本当に手段がなくなったら・・・・・なんて、今は考えないことにする。
そうしないと、ストレスで、また肝火ぶり返すかもしれないし。
そんなアホなことで体調悪くしたくないし。




漢方は高価。
特に、本物に当たろうと思ったら、もっともっとかかる。


保険が効く漢方薬もあるけれど、私は保険を適応できるそのへんのいいかげんな漢方のお医者さんと保健適応医療用漢方薬でどうにかなるもんじゃ、決してなかった。
でも、西洋医学ではどーにもならない。
漢方薬が必要。
だから、ネットで生薬などを買っている。



だって。

うちは、そんなに裕福じゃない。
でも、他を切り詰めれば、定期的に生薬などを買える。
漢方にかける1ヶ月の費用の上限は、輸送費込みで、1万5千円。

もしどこか病院/薬局へ通うことになっても、その金額は変わらない。
交通費込みで、1万5千円。



この金額で、私が現在選択している方法以外で、どうにかできますか?
基本、無理でしょ?




私自身は勤めていない。(単発のバイトはやるけれど。)
体調の波が大きすぎて、あまり働けないわけ。
だから、医療費は連れ合いにおんぶに抱っこ。


その連れ合いは、漢方治療には否定的。
だって、今まで散々、あちこち受診して、最初は得意げに
「治りますよ!」
なんて断言した専門家たちが、さじを投げているから。
「もうこれ以上は体調改善は無理」
とか
「どっか別の病院へ行けば? どこへいけばいいかなんて知らんけど。」
なんて、突き放されちゃってる。
これの繰り返し。

だから、さらに莫大なお金をかけて、遠くの病院へ行ったとしても、どうせ同じことの繰り返しだろうと、連れ合いは思ってる。
よって私が体調維持に最低限必要だと主張して譲らなかった、1万5千円分が、出資のめいいっぱい。
扶養されている私自身からは、もう、出せない。



これで、遠方の専門家に受診できるかっちゅーたら、無理、でしょ?



さらに、私も、口には出さないけれど、どこへ行ってもどーせ同じでしょ?って、思っちゃってる部分があるしね。
だって、自分で中医学勉強していたら、どんどん、自分は先天的に虚していて、早々簡単にどうにかなるもんじゃない、もしかしたら、ずっと薬を飲み続けなきゃいけないんじゃないの?って分かってきたから。
現在かつかつ自分でどうにかなっているのに、薬の郵送もしてもらえない昨今、遠くの医療機関を受診し続けるメリットはどこにあるの?って。
適した薬が見つかったとしても、ただ薬をもらうためだけに、莫大な交通費をかけて、通わなきゃならないってことだよね。
で、私は証が結構ころころ変わるから絶対に頻繁に通わなきゃいけなくなるのは目に見えてる。
そんな遠方に数日ごとに通う、なんて、実際不可能だよ。
(またどうせ、私が「この生薬使えないから」っていくら言ったって信じてくれなくて、体調が悪くなるのが確実な地黄や駆瘀血剤を使用して体張って見せなきゃいけなかったりするんだろうな、で、また誤治が起こったり体調が悪くなったりするんだろうな、なんて恐怖が大きいし。)


根性論とかで、どうにかなる段階は、とっくに過ぎちゃった。
今も自己治療で根性振り絞ってるけれど、これ以上は、無理。


よく、遠くの専門家を紹介しましょうか、なんて書きこんでくださる方がいらっしゃるけれど、これだけの費用を掛けたら確実に良くなりますよ、という確約がない限り(誰も確約できないでしょ。)、こういうわけで、お気持ちはありがたいですが、現在のところ丁重にお断りさせていただきます。


ただ。
あと1年半後、例の改正薬事法のおなさけの救済期間が過ぎて、薬の郵送が全面禁止になった場合・・・・
ネットでは薬が手に入らなくなるので、漢方治療をやめるか、連れ合いと別居して専門家のいる近くへ定住するなど根底から生活形態を変えるか(そうなったら離婚かも)、しかなくなるんだろうな、なんて。
どちらにしても私にとっては、考えたくない状況だなぁ。








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嫌いな会社がある。
それは、イスクラ産業。


ここは漢方薬の輸入販売をやっていて、以前私もここから出てる薬を使ってたりしたんだけど、どうにもならなくなって、使用しなくなった。


なんでかっていうと、ネットでの薬の取り扱いをしていないから。
というか、しなくなったから。
いくら必要でも、薬が手に入らないわけ。


「じゃあ、近くの薬局で取り寄せてもらえばいーじゃん」
と、現状を知らんおぼこな薬剤師などは簡単に言う。

が、現実はそんな甘いもんじゃない。



実際、薬局の90%以上(あくまで個人的な感想。漢方薬局含む。)で、店頭にない薬の取り寄せは決して行わないから。
取り寄せてくれるのは、よっぽど奇特なところだけ。

そういう奇特な薬局があったとしても、転勤族の家族の私。
転勤したら、はい、それまで。
それまでどれだけその薬で効果を挙げていても、使えなくなる。


イスクラに問い合わせると、自社の製品を卸している薬局を紹介して
「そこで買え!」
と言うけれど、そういう店に言っても、取り寄せてくれなかったりする。


どうせいっちゅうの?
ネットなどでの販売をしないなら、ネットで名前を公開している販売店の薬局に、ちゃんと取り寄せてくれるように通達しとけっ!


なんかね、イスクラのやり方って、今年6月に施行されちゃった、医薬品ネット販売禁止の法令と同じ。
余波のフォローがまったくなってないっていうか、弱いものいじめって言うか。
だからイスクラ嫌いなんだよっ!




と、ずっと前に怒ってた同じこの話を今更ながら蒸し返しているのは、二至丹のことがあるから。


今、私、カンレンソウと女貞子を使って、結構いい感じ。
この2つが、二至丹の生薬の全て。

これが丸薬としてあれば、脾胃の弱くて女貞子なんかで結構腸に負担がかかるわたしにとっては、調整がとてもしやすくなるのに。
でも、二至丹が出ているのは、イスクラ。


前述のようなわけで、決して使うことが出来ない方剤。
なんか、やりきれないねぇ。


でも、生薬買った方が、方剤買うよりずっと安く済むからいいか。へっ。
と、自分を慰める。





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