危ない「漢方のお医者さん」との戦いの記録

「専門家」が誰も助けてくれなかったので、独学・自分の体で命をかけて漢方薬の人体実験した記録。書いてあるとおりかなり危ない状況だったので、安易にまねしないでね。

2015年11月

小学生の男の子が、糖尿病の治療を受けさせてもらえずに亡くなったという、痛ましい事件が報道されている。
自称竜神の男が、それを信じ込んだ両親にインスリンの投与を禁止した結果だという。

世間一般の反応は、大半が、「ありえない」「なんてひどい」「両親は頭がおかしい」なんてもの。

でも、これって、「漢方」を妄信した人々が、病院での適切な検査・治療を禁止してんのと、基本は一緒だと思う。
漢方の世界でも、よくあること。
そう、今までの経験から、感じざるを得ない。
でも、それは表だってあんま出てこないんだよね。
これ、何度も書いてきたけどさ。


竜神と、漢方って、「科学的じゃない」「妄信してるひとがいる」って点では一緒だし。苦笑


「漢方治療しているから、病院での検査や治療はいらない!」なんて主張を、漢方をかじった素人がしているのをよく聞く。
もっとひどい場合は、「薬膳やってるから、病気にならないし、病気になっても治る!」なんてのまである。
西洋医学全否定。

これ、自己責任でやってるなら、他人である私がとやかく言うことはない。いくら危ない行為だとしてもね。
けれど、それを、他人にまで押し付けようとしてくる人々が、後を絶たない。
迷惑だし、場合によっては言われたほうの命にもかかわること。

しかも、それが、素人だけじゃなくて、一部医師もそう主張してるのが、さらに恐ろしい。
今はどうか知らんけど、少なくとも、私が過去に受診した複数の医師は、そう言っていた。

でも、結局、彼らの主張に反して私は悪化していったわけだけど。
なので、そういった漢方妄信はとても危険だと、今でも強く思っている。

私が現在も病院を頻繁に受診するのは、ちゃんと検査して、漢方治療(漢方じゃなくて中医学的弁証施治だけど)がうまくいってるかどうか客観的にも把握するため。
その上で、自己責任で、自己治療やってるわけであって、漢方で手に負えない場合には西洋医学に切り替えることも視野に入れている。
なので、妄信的にやってるわけじゃない。

ここ、間違えないでね。

漢方では改善できない部分、西洋医学に頼らざるを得ない分野が、確実に存在する。
その反対もあるけどね。
両方とも、いやというほど身に染みている。

何度も書くけどさ。


で。
ここんとこ私は、医師に甘い考えで漢方処方をされそうになったら、ちゃんと抗議というか講義というかをして、身を守っている。
今は出会わないようにしまくってるけど、もし漢方妄信の医師に出会ったとしたら、きちんと反論するよ。

だけど、素人(医師以外の医療従事者含む)の漢方に関する見通しの甘さ、妄信については、見ないふりしてた部分がある。
医師に対してよりも、さらに対応がめんどくさいから。
医師は、誤った治療をした場合や適切な治療をしなかった場合の恐ろしさ、重症化した場合についての見通しなんかを、たいていは知っているからね。その点では楽。
だけど、素人は、そうじゃない。そこから説明しなければならない。
そして、経験がない分、そういったこちらの意見は受け入れられない場合も多く、徒労に終わることもしばしば。
なので、そういう人に会う機会は避けてたし、会ったとしても、言葉をあいまいに濁して逃げていた。

でもね。

現実の生活で、今後、そういう人に出会ったら(また出会うはず)、きちんと説明しようと思う。
徒労に終わったとしてもね。
だって、被害者を増やしたくないから。
自分にできることはやろうと思う。
ま、証もなんだか単純化してきてるし、そういう気力がわいてきただけ、健康に近づいてるんだと思うけどね。
気力・体力がない時には、できないものだし。

ただし。
ネット上、例えば、このブログに書かれたことをちゃんと把握しないで勝手な主張するコメントなんかまでは対応できなない、ってのは、変わりなし。
現実よりも労力がかかるし、徒労に終わる確率が現実よりもはるかに高いので。
そういうコメントについては、今まで通り消しちゃいますので、よろしく。



ここんとこ、右下腹が、だんだん痛くなってきてた。
で、おなかが張った感じがだんだん強くなっても来てた。

位置的に虫垂炎かも・・・にしては結構元気だけど。発症年齢から少々(だいぶ泣)外れてるけど。白血球数も増えてないけど。便は毎日出てるし見た目は結構いい感じなんだけど。(やっぱちょっと不消化便)

でも、ひどい風邪引いてたし、免疫力落ちて日和見感染症発症させたし、抗生物質使ったし、目下抗炎症作用のある生薬てんこ盛りに使ってるしで、慢性化してわけわかんなくなってるかも?

他、大腸の腫瘤とかなんとか、いやな想像をいろいろ。

なので、なにはともあれ。
とりあえず、内科に検査しに行こう!
ここの記事書くのもそれからだ!

と思ったものの、内科の予約が全然とれず。
本日ようやく順番が回ってきて、内科を受診できた。


で、結果。
とりあえず、レントゲンで、「痛がってる部分に便がたまってますね。宿便ですね。」
???

ま、とりあえず、虫垂炎なんかは否定される・・・と思うので、よかったよかった。
婦人科で、卵巣の問題も否定されてるし。
(しかし、レントゲンで分かる疾患はほんのわずかだけどさ。)

でも便は毎日出てんだけど・・・医学用語でいう停滞便と言う意味なら(ダイエットとかの怪しげな「宿便」の意味じゃもちろん無いと思うけど)それは違うぜ・・・と反論しようとしたが、めんどくさくなって、はいはいとスルーしてしまうめんどくさがりの私。
(漢方関係であれ?なこと言われたら、私は医師に対してもお説教モードに入るけどさ)

ただ、右下腹部で溜まりやすいのかも・・・とは思ったな。
そもそも、去年、大手術して癒着した腸を解いてるけど、空気に触れさせるとどうしても癒着は起こるので、根底に癒着や手術による腸の機能低下は確実にあるはず。なので、こういう場所にちょっと硬い便があると、痛むだろうな、とは思う。今まで、緩めの便が多かったから、気にならなかったのかも。
あと、目下、右の肝系の経穴が結構痛んだりするので、その関連で、その部位だけが動きが悪いのかも?
清熱剤をたくさん使ってるから、そのせいで動きが悪くなってるってのもあるかも。

中医学的には、目下、胃陰虚に加えて腸の陰虚も出てきた感じがする。
で、気虚だかで、下のふちは、歯のあとがいっぱい。
舌は赤っぽくて中央がなみなみ。


ちゅーことは、胃だけじゃなくて脾陰虚もどうにかせねばならんと言うことか。
気虚の改善は、その次だな。

まぁ、目的が明確化したので、ま、いろいろやってみるさ。
ということで、午後家に帰ってから方剤作って飲んでみたら、すでに痛みが少し取れてきた。
詳細は、また今度。


あ、そうだ。
今日は血液検査の結果もゲットしてきたんだけど、一時期あれだけ高かった血中脂肪や尿酸が、高めだけど正常範囲だな、のレベルに落ちてた。
あ~、この辺も、自分で作って使った方剤で、ちゃんと改善してたんだ。
素直にあっという間に反応してくれて、よかったよかった。
ま、一時的な高脂血症、高尿酸血症で、慢性化してなかったから、こんなに早く反応したのかもしれないけれどね。

ただ、多血症は、まだある。
でも、網状赤血球数は減ってきてるので、もうしばらくしたら、落ち着いてくるでしょう。

ということで、本人のトータルの体調はと言うと、多少腹は張って痛いし普通の人から見れば低空飛行かもしれないが、私にしては動けてる。


ただ、今回、別の意味で大失敗。
「宿便」ということで、下剤とか出されたんだけど、その薬代が、8000円以上。
使わないと思いますよといったのに、目いっぱい出された!!!
めんどくさがらずにもっと拒否しとくんだった~!!!
というか、処方箋を無いことにすりゃよかった・・・


腹より懐が痛いぜ・・・くぅ・・・



先日、やっとギョクチクとホクシャジンが来たので、配合。

目下の一番の問題は、胃熱、胃陰虚。

なので現在使用しているのは、
セッコウ、ジコッピ、バクモンドウ、ギョクチク、ホクシャジン、キコク、コウベイ。

おかげで、ガスターとかで起こった胃陰虚の悪化がようやく防げるようになった。
やっぱ、ガスターと新三共胃腸薬とかって、胃陰虚を悪化させるものだわ、ということが、身をもって分かったな。
でも、それを防ぐための西洋薬なり漢方薬なりってのが、医療用には存在しない。

医療用じゃないけど、百合、ギョクチク、シャジンの百潤露なら使えるけど、生薬の含有量がものすごく低い。
確か、ひとつの生薬につき0.3gぐらいだったような。記載がないから記憶だけに頼ってるけど。(書いとけや!)

その上、高価。1包100円ぐらいする。それを1日に何包も使ってたら、やってられない。費用対効果低すぎ。
それに、私は心の気虚もあるもんで、あまり心に水分を足すとよろしくないので、百合は今のところいらん。
なので、とりあえず、ギョクチクとホクシャジンが来るまでは百潤露で泣く泣く代用してたけど、着たら、即効で切り替えた。

で、性周期的に月経前ぐらいの期間(多分)には熱証がひどくなって、胃の熱証もひどくなるので、そのときだけガスター他を使用。
目下、後で補陰すれば1回だけ飲む分なら、大丈夫みたい。2回連続なんかはもってのほかだけど。

おかげで、胃の痛みが軽減しつつある。
あと、いきなり実証化して以来、皮膚の表面に血管が赤く浮き出てたんだけど、それも改善しつつある。頭の痛みもほとんどなくなった。多分血液の濃縮が改善しつつあるんだろうな。
そのうちまた血検しに行かなきゃ。

ただ、問題が。

セッコウは胃熱というか急性胃炎には必須なんだけど、これ、胆汁の分泌を抑える作用がある。私はどっちかと言うと胆汁を排出させなきゃいけない傾向にあるのに、これは困った。右わき腹が痛くなって、便が白くなるんだよね。
なので、時々ホコウエイを入れて胆汁を排出させるんだけど、ホコウエイを使うと、今度は利水作用で、陰虚が悪化してしまう。
なので、この辺、調整が微妙。

それから、実証化したので、補剤はぎりぎり必要最低限・低容量に押さえ、表面の証に適するものだけを使用してるんだけど、当然のように補肝腎の生薬も現在は切ってるんで、その影響が。

体調的にはさほど大きな問題は無いんだけど(腰が痛かったりするが)、女性としてはとても大きな問題が生じてる。
具体的には、髪の毛が、ばさばさ抜けること。
補肝腎の生薬、ジオウやカンレンソウとかをやめたあと、風呂の排水溝を見て、びっくりしたよ。こんなに抜けてる!!!って。
あっというまにもともと少なめの髪がもっと少なくなってきたし。

このままでは外も歩けなくなるので、育毛剤を何種か試してみた。
とりあえず、市販のブローネの薬用育毛エッセンスってのが、効いたな。
ジオウやカンレンソウを使ってるときと比べれば抜け毛の量は多いけど、それでも、使わないよりははるかにまし。

ただ、これ、私は貧血とか何とかを改善して、残った肝腎陰虚(というか精虚)単独のせいで脱毛が起こってるはずの状態で、ブローネが効いてるってこと。
それ以外の要因で脱毛してたら、市販の育毛剤を使った程度じゃどうにもならんだろうな、と思う。
脱毛も、いろいろな要因でなるからね。(いや、ずっと脱毛も悩みの種だったもんで)

さっさと胃熱・胃陰虚を改善して、他をどうにかしたいなぁ・・・
髪がなくなる前にどにかなるといいなぁ・・・と泣き言。
泣いててもしょうがないので、ま、ゆっくりやろう。



ピロリ君が根本原因らしい胃炎になった。
ので、胃炎を抑えてから除菌しましょうということで、内科で、まずは一般的に胃炎に使われているガスターと言う薬を、1か月分処方された。

除菌は難しいが胃炎ぐらいなら生薬でどうにでもなるわ~と思ったけど、生薬買うのもアレなんで、ま、いいや、と、ガスターを飲みはじめた。

・・・んだけど、飲むとなんだか舌が真っ赤になる。
そのうち、飲むと吐き気がして余計に胃が痛くなり、ついでになんか頭痛もするしで、どうしても飲めなくなった。
ので、数日で勝手に中止。

で、舌診すると、明らかな胃陰虚。
舌の中央部が、明らかに波波。
あれ?胃陰虚気味だったけど、こんなにひどくなかったぞ???

あわててガスターの副作用を見ると、まさに私に起こった症状が書いてある。
それだけじゃなくて、いろいろ重篤な副作用も書いてある。
あと、ガスターで死者が出たのだけど、はっきりした因果関係は不明だよ~なんてことも書いてある。

でもね。
自分の症状と副作用情報から、分かっちゃったぞ。
ガスターで死者が出た理由が。
中医学的に考えると、まさに因果関係判明。

ガスターには、血流改善作用がある。
つまり、活血化瘀剤。

陰虚に活血化瘀剤を使うと悪化させるってのは、中医学の基本中の基本。
なので、実際私も頭が痛くなったり胃陰虚が亢進したりしちゃったわけで。
 
なのに体のサインを無視してそのまま飲み続けてたら、そりゃ、オーバーヒートして死ぬわな。
死なないまでも、胃が余計に悪くなったり肝臓や腎臓や血管系がいかれたりするわな。

ということで、私は、他の胃炎に使われる薬も、血流改善作用のあるものは、使うとまずいんだろうな~ということがよく分かったな。
気をつけよう・・・

もういいや。
胃炎は自分でどうにかするわ。
めんどくさがって下手に西洋薬に頼ろうとしたから、余計に悪化させちゃったんだ。反省。

あと、胃炎に使われる民間薬のアカメガシワをためしにちょっと使ってみたんだけど、これも、活血化瘀剤らしく、陰虚を悪化させるな。
実際、痔の治療にも使われたりするらしいし。
痔の治療は、基本活血化瘀だからね。
「アカメガシワは万能薬」なんて書いてあるサイトも見つけたけど、場合によっては危ないからね!!

ついでに、新三共胃腸薬なんかも、長期連用はだめって言われるようになったけど、成分を見ていくと、アカメガシワ他陰虚を悪化させる成分てんこ盛り。当然これも、陰虚の人にはだめだし、長期連用したら、健康な人でも陰虚を発症するだろうな、といった内容。

ということで、目下、胃炎に関しては、手元にある石膏・葦茎・バクモンドウで胃火・胃陰虚に対応中。
で、さらに、シャジンとか玉竹なんかを注文して、待ちの状態。

現在使ってる生薬では、劇的な陰虚の改善は見られていないけど、とりあえず、炎症によると思われる胃の痛みやむかつきは収まってきた。

はぁ~
楽しようとすると、やっぱだめだな。

しかし、内科でなんて説明しよう・・・




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