危ない「漢方のお医者さん」との戦いの記録

「専門家」が誰も助けてくれなかったので、独学・自分の体で命をかけて漢方薬の人体実験した記録。書いてあるとおりかなり危ない状況だったので、安易にまねしないでね。

2014年07月

ここで何度か書いてきたと思うけれど、私は共感覚者。
その中でも、最も多い、色文字型。

ウィキペディアの共感覚の項参照



私の場合、文字に色がついているのだけれど、他に、人にも、顔色とか肌の色とか服の色とかとは関係なくついてくる色がある。

で、最近気付いた。
人の色は、証に関連しているようだ、と。

以前はクリーム色だった人が、熱証が悪化している状態で会ったら、茶色というか枯葉色になってた。
他の、肝臓の状態が悪化した状態で再会した人は、以前は緑色だったのに、くすんだこげ茶と紫の中間の色になっていた。
亡くなる直前の人は、色がかんじられず、透明になっていた。

体調の変化でかなり感じる色調に影響があるらしい。

多分、他の東洋医学を学んだ人なら、何かしらの理由をあげられるのだろうけれど、論理的理由を認識するはるか前の、会ったとたんにそう感じるのだから、証を認識するセンサーが、非共感覚者とは少し違うのかもしれない。

この辺どうなんだろう、と、最近の共感覚の研究をネットでつらつら調べていたら、東京大学文学部・人文社会系研究科 心理学研究室統合的認知研究グループ(旧高次視覚研究グループ)が、色文字型の共感覚者で研究協力してくれる人を募集しているのを発見。

あ、これ、私は応募する資格あるよね。
これに応募したら、もしかして私の共感覚のいろいろな疑問に答えてくれるかも?
そう思い、んじゃ研究協力してあげよーじゃないの!と、応募フォームを押した。

応募フォームを押すと、文字色型の共感覚者であることを証明するためだろうけれど、特定の文字に対し対応するたくさんの色が並べられた画面に移行し、その文字に対応する色をぽちっと押せば、クリアできるようになっている。

やってみると・・・

無理。
最後までたどり着かなかった。

なんでかというと、これまた私の感覚がちょっと人と違う(かもしれない)ことが原因で。

私は、色調を見分ける能力が、多分人よりも高い。
一般の人は3色型色覚といわれるものなのだけれど、もしかすると、私の場合、もっと微妙な色調を見分けられる4色型色覚なのかもしれない。
これは本来、きちんとテストしなければ分からないし、私は交通費なんかで大金かけてまでテストを受けに行こうとも思わないので、確定事項じゃない。
けれど、少なくとも、薄暗いところで、他の人が双眼鏡を使っても出来なかった、色調による鳥の種の判別が出来たりするし、人が、これ同じでしょ?と言う2つの色あいを、「違う」と見分けたりする。

で、話を元に戻すと、応募フォームで出てきたテストでは、特定の文字に対応すべく挙げられている様々な色のサンプル中に、私にとってのその文字に対応する色が見つけられないわけだ。
この色とこの色の中間よりももうちょっと薄い感じなんだけどな・・・とか。
そもそも選ぶべき回答がないんだから、回答の仕様がない。
というか、似たような色を選んでもいいのだけれど、それはなんだかすっきりしないし、多分、後で同じテストを受けたら、違う色を指定するだろうな、とも思う。

ということで、このテストは私にとってなんだか非常に納得できない形式なので、めんどくさくなって、このテストは却下。研究協力も却下。
そして、私の疑問はそのまま。

これ、共感覚者とか4色型色覚じゃない人には、ぴんと来ない話なんだろうなぁ・・・
なんだかなぁ・・・


うちには、ハムスターがいる。
そのうちの1頭の、おなかがゆるい。
これは、うちに来た当初から。
食欲はあるし比較的元気。
よって、感染性のもんじゃなくて、体質的なものと判断。
感染性のものだったら、抗生物質か板藍根かなんか使うけど、そうじゃないと思う。
アレルギーかと思ってエサをいろいろ変えてみたけれど、一向に良くならないし、他の目立った症状は見られない。

ただし、他のハムに比べて、太っている。
でも、触った感じ、固太りじゃなくて、ぽにょぽにょ。
水ぶとりみたい。
で、動きも、なんだかめんどくさげ。

ということは、湿性か?
水ぶとりで動きにくいのか?
脾虚なのか?

で。
掌に載せると、足は冷たくないし、体温も他のハムと比べて少し高い気がする。
(ハムスターの場合、体温が低下してくると、足が冷たくなるので、そこが一つの判断材料)
よって、寒証ではないと判断。
ということで、あまり温性薬は使いたくない。

で、とりあえず、四芩散を使ってみた。
五苓散は温性の桂枝・・というか肉桂が入っているからね。それをのぞいた方剤。
1日量は、抗生物質を引き合いに人間とハムそれぞれに使う割合で計算し、使用。
ごく少量の砂糖水に溶かして与えてみる。

が、反応しない。
量を増やしてみても、駄目。
お腹がゆるいまんま。
なんか本人(本ハム)も、なんだかイライラしている模様。

ということは、四芩散は適さない、と。
もしかして熱証がより強くなったからイライラしているのか?
もしかして、白朮があわないとか?

んじゃ、寒性のものでどうにかしなければ。

で、ふと思いつく。
そういやハムの主食は穀類。
寒性の穀類で水を抜くものといえば、ハトムギ。
効能は、利湿健脾・舒筋徐痺・清熱排膿。
これ、いいんじゃなかろうか。


ということで、引きわりのハトムギを、他のえさと一緒にえさ箱に入れてみた。
本人は、他のえさと一緒にハトムギも食べている模様。

結果、1日経ってみたら、いつもお尻が汚れていたのが、なくなった。
まだ便はゆるいけど、でも、べっとり体につくほどじゃない。

で、本人は以前よりも元気。

おお、これは、ハムスターに薬膳成功だな。


ここんとこ何していたかというと、関節痛との戦い。

これ、他の症状が大変な時は気にならなかったのだけれど、ほかが良くなってみれば、結構しんどい。
(うーん。人間って、欲張りなのねぇ・・・)

大体、10分以上車に乗っていると、股関節や膝関節などの関節がギシギシ言うし、朝起き上がる時は、手をつくとすでに痛いし、そもそも寝る時には腰や肩が痛いし、トイレの横の壁につけてるホルダーからトレットペーパーをとるのも痛いし・・・とう情けない状況。

で、中医学的には、特定できない全身性の関節痛については、風熱or風寒、脾腎陽虚、血虚、気虚、肝腎陰虚などがあるとされているけれど、私の場合、どれだ???どれでも心当たりがあるけれど・・???という感じ。
ま、ただ、熱傷ということは分かっているので、陽虚とか風寒とかは考えにくい。
(根底にはあるのかも・・・)
風熱であれば、現在、いろいろな清熱剤を使っているのだけれど、それでも反応しないというのは違う。

血虚、肝腎陰虚は心当たりが大有りだけど、でも、それらを改善しても良くならない。

じゃあ、どうするか・・・・ト悩んでいたところ。

では、西洋医学的アプローチは???
と思いつき、考えてみた。

一つには細菌性。
でも、他の症状が全く違う。
いや、細菌性だったら、こんなに動けてないって。
全身性の血管炎・・・は、覚えがないなぁ・・・

あとは、自己免疫性疾患。
いろいろ心当たりがあるのだけれど、これ、どうせ、この辺では専門医がいないし確定診断できないし(異論のある人いるだろうけど、はっきり言う。この辺では無理だわ)・・ということで、分からない。

少なくとも発熱・関節の腫れ・頬の紅潮・湿疹はない。(漢方薬で抑えられているかも)
でも、倦怠感はある。

とまぁ、病名をいろいろ考えてみたら・・・あ、もしかして。
副甲状腺の機能が変か???

ま、いずれにせよ、ステロイドが使われる・・・と。

ってことは、もしかして、ステロイド様の作用がある甘草がいいのか?
甘草でこの痛みは軽減されるのか???

と思い立ち、ちょっとだけ、甘草を入れてみた。

・・・と。
効いた。

すげ~
甘草だわ。
やっぱステロイド様の物質が必要だったのか!!!

ってことで。

目下なんとか普通に暮らしています。

ああ、~、以前は甘草を使うと浮腫んで気持ち悪くなってたんだけど、他の要因を抑えたら、甘草を使えるようになったな。
すごいぞ私。

ただし、全ての関節炎に甘草がいいわけじゃなくて、証によるからね。
間違えないでね。


うう~
ポンコツの体を持つと、苦労する~
神様がくれたものだから、しょうがないけどさ。


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