危ない「漢方のお医者さん」との戦いの記録

「専門家」が誰も助けてくれなかったので、独学・自分の体で命をかけて漢方薬の人体実験した記録。書いてあるとおりかなり危ない状況だったので、安易にまねしないでね。

2014年06月

最近、どうもおなかがゆるい。
多分、熱証が大分抑えられてきているからだと思うんだけど・・・
でも、清熱剤を減らしたり他の補脾剤を使うと、また火がぶり返すし・・

なので、とりあえずビオフェルミンを併用開始。
ま、便の硬さから言うと、多少いいかな、という程度。

だけど思わぬ効果が。
現在鉄剤を使っていて、便が黒っぽくなったりしていたんだけど、それがなくなったのだ。
普通の色になった。

ということは、鉄剤の腸からの吸収が促進されているということ。

今まで、血清鉄の数値があまりあがらなくて散々苦労してきたのだけれど、ああ、最後の1ピースは、ビオフェルミンだったのね。
といっても、ビオフェルミンだけの効果じゃなくて、補脾・利水・消食、疏肝平肝などの生薬を使って散々やっていることが背景にあるけれど。

ちなみに以前エビオス錠も使ってみたけれど、尿酸値が上昇してきたので、中止した。エビオスはビール酵母だからね・・・

ということで、今私が使っているのは、石膏・亀板・ガジュツ・サンリョウ・牛膝・川玉金・香附子・桃仁・牡蠣・水牛角・桑葉・杭菊花・インチンコウ・山梔子・黄芩・オウバク・板藍根・キンギンカ・麦門冬・天門冬・玄参・青蒿・知母・茯芩・モクツウ・麦芽・芍薬・川楝子・党参・山薬・茜草。これに、鉄剤とビオフェルミン。

前は入れていなかった桃仁をほんの少々使っているのだけれど、結果、下腹部が泄熱されて、すごい効果が。
私は腹の中が癒着しまくって炎症で腹水が貯まっているのだけれど、多分、その炎症による熱が排泄される感じ。
で、前までうつぶせになるとお腹に鈍痛があったのだけれど、それがかなり軽減。
結果、腹囲というか、全身のむくみが軽減。
人から、「痩せた?」といわれるようになった。
(*桃仁だけの効果じゃないけど。サンリョウ・ガジュツや利水剤なんかの他の生薬との相互作用の結果だからね。)

ただし、腰なんかの熱がものすごく表に出てきたので(泄熱って、こういうことなのね~)、オウバクを増やし、知母を入れた。

ただし、桃仁、オウバク、知母などは、お腹をゆるくする生薬。
本来は使いたくない。
でも、これらは、今の私に必要。
ということで、茯芩と木通を入れ、かつビオフェルミンを使うようになったわけだな。
お腹はまだもうちょっとゆるいけど、思いがけず、鉄の吸収が良くなった、と。

これから補脾ももっと考えなければならないんだけど、とりあえず、様子見。

生薬数が増えてゆく・・・・
でも、どれか抜くとどっかに異常が出てくるんだよね・・・
ま、いいや。


なんかネット環境が整わなくて、久々にアクセス。

目下、夢中になっているのが、「中医臨床のための温病学入門」。
これ、ずっとずっと前から欲しかったんだけど、手に入らなくて、泣く泣くあきらめてた本。

そんな中、ようやくこの春再度出版されたので、早速買った。

読んでみたら・・・・

この本もっと早くに出してくれよ!!!
この内容もっと早くに知ってたら、こんな苦労しなかったのに!!!!!

と、叫びたくなる・・・というか、叫んだ。一人で。
かなり面白い。

でも、私が手探りでやってきたことが、そう大きく外れてないって事もわかった。
(ここまでたどり着くのにものすごく苦労してるけど)
「なんだ、これでいいんじゃない!わはははは!!!」と大笑いしたりして。
そういや、はるか昔、漢方の世界の入り口に立ったときに、「傷寒論解説」を読んで大笑いした時と一緒だな。
疑問に思ってたことをすとんと説明されると、ものすごく嬉しい。

ただし、中医学の基礎が出来ていないと、読めないし使えないので、注意。

詳細を書きたいけれど、またいろいろパソコンをいじるので、またしばらく書き込まないかも。

私はといえば、ま、そこそこに動き回っている。
完全な健康体じゃないけれど、日常生活に支障はない。
どっかの中医の本に、方剤で治療した患者の予後を追った記述中、「軽作業についている」と書かれているような状態だろうな。

話は変わるけれど、今月6月22日に某園におけるイベントに便乗して、「漢方でみる園内みちくさウォーク」と題して、漢方をテーマに植物観察会を行う予定。
体力勝負の臨床に戻るのは難しいけれど、こういうふうなことは、ちょっとづつやっている。

ま、これが限界かもしれないけれど、もうちょっとまだ頑張ってみる。
やれるだけやるさ。


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