危ない「漢方のお医者さん」との戦いの記録

「専門家」が誰も助けてくれなかったので、独学・自分の体で命をかけて漢方薬の人体実験した記録。書いてあるとおりかなり危ない状況だったので、安易にまねしないでね。

2014年03月

先週末、BSフジを何気なくつけてたら、「漢方のトビラ」という5分のミニ番組をやってた。
私は知らなかったんだけれど、どうも、このシリーズの最終回だったらしい。
日本漢方の大御所の一人、丁宗鐵氏がしゃべってたけど・・・

こういう番組、特に日本漢方の人がしゃべってる番組は腹が立つから見ないようにしてるんだけど、このたびは、ミニ番組なので、テレビを消すのが間に合わなかった。
案の定、見なきゃよかった、と思う内容。

録画してないから、正確な言葉じゃないと思うんだけど、番組の最後に、丁氏はこんなことを言ってた。
「健康であることが、社会人としての責任だ。それが漢方の考え方だ」
これ、ひっくりかえせば、「健康じゃなきゃ、社会人の責任を果たしてない。それが漢方のかんがえ方だ」ってことだよね。

病気の人、特に先の見えない健康に不安を抱えてる人、治療してもはかばかしくない人が、こんな言葉を聞いたらどう感じるかなんて、彼は考えたことがないんだろうな。

以前だったら、激怒してたな、私。
今は、またかよ日本漢方・・・、って思うだけだけど。

ここで、何度も何度も書いてきたように、わたしは、日本漢方、あるいは、日本で漢方を処方・販売する人たちから、ひどい言葉を何度も投げかけられてきた。
そして、今は、それが、どんなに的外れだったか、なんてことが分かるようになってきた。

その経験からも言わせてもらうと、あの発言、あれはないわ。
患者がそれを言われ、治療しても患者が治らなかった場合、患者は、絶望的な気持ちになると思う。

それと、「健康であることが、社会人としての責任だ。」なんて「漢方の考え方」、スミマセンが、私、そんな話、聞いたことないです。
たしかに私は中医学系が主で、日本漢方の本はあまり読んでないけど、それでも、普通の人に比べれば、かなり読んでると思う。
でも、見たおぼえがない。
あるなら、どなたか教えてください。

でも。日本漢方でそういう私の知らない記述があるとしても、こんな冷酷な主張が、現在の漢方をやってる人たちの主流だとは、思いたくない。

この番組「漢方のトビラ」はキャスターは近藤サトさん。
彼女好きだったんだけどな・・・・
残念。


このような内容、前にも書いたような気がしないでもないけれど、都合があって、このたびもう一回。

今回、人から、
「日本で陰を補う漢方薬の種類とか使う頻度が少ないのは、点滴が代わりに使われるからだよね?」
と聞かれた。

しばしフリーズする私。
言わなきゃいけないことが多すぎて何をどこから説明していいものやらわからない。
けれど、とりあえず、違うということは伝えねば。

そのような考えがどっから来たのか、よくよく聞いてみると、どうも、ネット上に書いてあることを繋ぎ合わせたらしい。

えっと~
陰虚って、脱水とイコールじゃないんですけど。
たしかに水が抜けてるのは一緒だけど、輸液が補陰の代わりにはならないんですけど・・・と説明を試みるも、口頭ではなんかうまく説明できない。
なので、時間をもらって、ネット上に何が書いてあるかざっと確認した上で、このブログで説明することに。

で、帰宅してネットで調べたら、出るわ出るわ。
例えば、「生脈散(麦味参顆粒のほうがとおりがいいかな?)は、飲む点滴」
って、これ、ものすごい数のHPとかに書いてある。
金津・玉液などの経穴は「昔は点滴代わりになったほど、陰を生む作用にすぐれたツボ」。
これも、複数。

ああ~、なんか誰かがこういう極論を世間に広めてるわけね、ということが判明。

陰虚とは、平たくいってしまえば、体内の水が足りず、熱がこもっている状態。
脱水とは、体内の水が足りない状態。

つまり、陰虚の概念である「熱がこもってる」というのが、脱水の概念にはないわけ。
もちろん脱水してしばらくたつと、陰虚が亢進してしまうから、密接には関係するけれど。

なので、陰虚の人間が、単純に補液しても、陰虚は治らない。
私も何度も経験したけど、陰虚の人間が輸液したら、その直後は口の渇きなんかも収まるけれど、そのうち水がおしっこになって流れていって、もとのもくあみ。
体の保水機能自体が低下しているから、滋陰せずに無理に水分とったって、全然駄目なんだよね。水が体を素通りするだけ。
これ、例えば、陰虚などが主体で、恒常的に脱水している高齢者なんかで多く見られると思う。
いくら点滴したって、すぐにもとにもどるでしょ?
病院でお年寄りがよく、「水を飲みなさい!」なんていわれるけど、医師の言うとおり水を飲んだって、脱水は改善されないってこと、よくあるでしょ?
原因が陰虚(多分気虚とかも)で保水できなくなってるんだから、そりゃ、水飲んだからって良くなるわけないわな。

反対に、脱水が主体の時って、体の水分が足りていない状態であるから、水を補うのが鉄則。
滋陰剤だけ使ったって、水をちゃんと補給しなければ体の中の水分の絶対量は変わらないんだから、脱水は改善されない。
脱水には、まず補液だよ。
そりゃ、状況的に補液できなくて背に腹が代えられない時とか、あるいは補助的に、滋陰剤を使って保水力を高めることによって補液の体内への取り込みをスムースするにはいいけどさ。

でも、点滴と滋陰剤は、お互い絶対に代替品にはならない。
別物。

これ、間違っちゃ駄目だよ。
素人判断で「補陰剤は点滴の代わりだから、補陰剤使ったから大丈夫~」みたいに思い込んでたら、下手したら命だって危険かもよ。
点滴しなきゃいけない状況だってあるんだから。
それ以前に、重症で意識レベルが低下してたり嘔吐なんかしてると、経口の輸液・補陰剤なんか、使えないしね。血管内に直接入れるしかない。
もし誤嚥でもしたら、それこそそのほうが命に関わるから。

さて。
残るのは、「日本では・・・・」と、日本で点滴が滋陰剤の代わりとして歴史的に使われてきたかのような主張。
でも、このソース、私がネットで短時間調べただけでは見つからない。
本人に聞いても、どこで見かけたかよく憶えてないらしい。
でも、はるか昔に私を治せなかったどっかの「漢方の専門家」んとこで、こんな風な主張を聞いたような憶えが無きにしも非ずなので、日本漢方のお偉いさんのだれかが、こんなことを言ってるのかもしれない。
どなたか御存知だったら教えてください。

ネット上でかろうじて見つかったのは、とある漢方関連のブログにあった、
「日本で柴胡剤がこれほど使われるのには、点滴と言う気軽さがあるのかもしれない。」
という記述。
これ、補陰剤がなくても点滴がかわりになるから大丈夫、という意味なんだろうか?

でも。
柴胡は、ここでも何度も書いたように、傷陰する生薬。
柴胡を使うと陰が減るので、陰虚は亢進してしまうんだけど、その状態でいくら点滴しても、柴胡の副作用は改善しない。
これ、柴胡の使いすぎでえらいめにあった私自身、嫌というほど経験したし。
もし水+電解質程度のものを血管内に入れた程度で、陰虚が治るんなら、陰虚で長年苦しんでる私は、そんなもんすぐにやってるし、すでに改善してるはず。
これまで何度も点滴してるけど、脱水は改善しても陰虚は改善してないもんな~。

現実問題として、日本における柴胡の多用と点滴の普及に関連があるとは、私には到底思えないわけだな。

ということで。
結局、「日本では・・・」
などという陰虚と脱水の同一視が、日本の漢方医療における慣例なのかどうかについては、現時点では闇の中。
でも、もしそうなら、間違ってるよ、ってことで。


ということで、陰虚と脱水は違うということ、点滴で補陰はできないということを、理解してもらえたでしょうか?


昨今、動物にも漢方薬を投与する機会が増えているらしい。
よく聞くのは、術後に大建中湯とか、腹水に五苓散とか、癌に十全大補湯、とか。

私から見ると、なんだかな~
まともに東洋医学的診断をしてなさそうなチョイスだな~
と思っちゃう。
ま、物を言ってくれない動物では、自覚症状を重要視する東洋医学的診断自体が難しいんだけど。
それでも、熱証に十全大補湯単独はないだろう~!!!
とか思ったりする。
(動物の件では、私の場合、口を出しても法律的にセーフだからね。)

恐ろしいのは、人間には良くても、動物には危険な生薬・漢方薬がある、ということ。
これを知らない人が多い。
というか、漢方薬を構成する生薬自体をちゃんと勉強してなかったりするので、そこまで考えが及ばないんだろうな。

ホントは、動物の薬物の体内動態は人間と異なっているということを、ちゃんと理解しなければならないんだけど。

ぱっと思いつくのは、ユリ科植物。
イヌやネコでは、ユリ科植物を誤食すると、中毒を起こしてしまうことは、よく知られている。
例えば、イヌやネコが観賞用のユリを食べると、腎不全を起こす。
ネギやタマネギを食べると、赤血球が壊れてしまう。
個体差があるし食べた量なんかにもよるけれど、ひどいと死に至る。
これ、飼い主の常識っちゃ常識。

他のユリ科植物では本当のところはどうか知らんが、この常識から見れば、イヌやネコの命が大事なら、ユリ科植物由来の生薬を使った漢方薬は避けなきゃね。

でも、ユリ科植物由来の生薬は、ぱっと思いついただけでもたくさんある。

まず、最初に、百合(ビャクゴウ)。これ、犬猫にとっては猛毒であることが知られているユリの鱗茎だからね。絶対だめ。
それから、ガイハクや韮子(キュウシ)。当然だな。ラッキョウとニラの種だもん。
こんなもん犬猫に食べさせたら、タマネギなんかと同様、散々苦しみながら死んじゃうってことになりかねない。
タマネギ食べて平気なコもいるけど、犬猫の重篤なタマネギ中毒を目の当たりにしたことのある人なら、わざわざ食べさせたいと思わないと思う。

やはりユリ科のニンニクなどでは、犬用サプリもあるけれど、個人的には、ま、やめときましょう、って感じ。
ニンニク与えるぐらいなら、私なら、他科植物由来の理気剤とか消食剤とかなんとかを使ってみるよ。
そもそも、中毒しない体質だとしても、もし陰虚のコ(いや、私の周囲でも結構見るのよ、これが)がニンニクサプリなんか与えられたら、ぐったり~だと思うけど。

ほかに、ユリ科植物由来の生薬で思いつくのは、知母(チモ)=ハナスゲ、貝母(バイモ)=アミガサユリ、天門冬(テンモンドウ)=クサギカズラ、麦門冬(バクモンドウ)=ジャノヒゲ、黄精(オウセイ)=カギクルマバナルコユリ、玉竹(ギョクチク)=アマドコロ、などなど。

あ、こう見ると、滋陰剤が多いな。(バイモとかガイハクなんかは違うけど)
ってことは、陰虚の概念が乏しい日本ではあんまり滋陰剤が使われてないから、ましてや犬猫のこととなると彼らへの滋陰剤の影響自体、なおさら知られてないのかもな・・・
彼らの命を掛けて実験する気も環境も私にはさらさら無いから、これからも他の誰かが研究しない限り、これら生薬が本当に彼らに悪影響を与えるのかどうかなんて、私には知るよしもないことだけれどね。
でも、大事な家族の一員となったコたちに、危険である可能性がある漢方薬なんてつかいたくない。

ツムラの医療用漢方薬だと、私ならイヌネコに使わないぞ、とかんがえてるのは、ぱっと思いつくのを挙げると、バクモンドウトウ、ジインシホウトウ、ビャッコカニンジントウ、ジインコウカトウ、シンイセイハイトウ、セイハイトウ・・・と、他にあったっけ?
ま、いいや。

しっかし。
知母とか麦門冬とテンモンドウのコンビとかが使えないのは、陰虚には痛いね・・・
だから、例えばツムラのエキス剤では、イヌやネコを滋陰させようと思っても、このような背景から、ほとんど不可能じゃなかろうか。

本来、生薬をチョイスして調合すれば、犬猫でもユリ科植物を使わずに肺の滋陰はできるはずだけど・・・エキス剤だけだと難しいはず。

でも、ユリ科植物を排除したからと言って、果たして他の生薬が、ほんとに彼らに大丈夫かどうかはわからない。
まだまだ手探り状態。

うーん。
動物における東洋医学進歩の道のりは遠い。

・・・って、私はそっちの道に戻るつもりはないけれど。


これ、昔から感じてたこと。
一つの方剤でも、その方剤を構成する生薬それぞれの作用にタイムラグがある。
これ、誰がなんと言おうと、絶対ある。
絶対、各生薬の様々な作用が一度にバランスよく体に効いてくるわけじゃない。

そりゃ、証が単純・簡単な人は効果が感じられるまでに時間がかかったりするから(場合によるけど)、そんなタイムラグなんか感じられないだろうけどさ。
でも、私のような人間にとっては、とても重要な現実。

何かというと。
例えば、現在使っている方剤では活血化瘀剤と、滋陰剤の双方が入っている。
それを服用すると、まず最初に活血化瘀の作用がどんっ!と来て、その後、ゆるゆると滋陰の作用が来る。
生薬によって、薬理作用のある物質を体内で吸収・代謝する部位とかスピードが違うんだろうな。
基本的に、補益剤の作用が後から来る。

よって、陰虚がひどいときに、最初から活血化瘀剤のような傷陰する生薬を高容量使用すると、いくらあとから補完されるとしても、最初に陰血がどんっと消耗されるので、その時点でひどい陰虚火旺の症状が出る。
実際には、のぼせて頭痛い~!!とのた打ち回ることになるわけだな。
(しかもこういう場合の頭痛には鎮痛剤が効かない。)

ということで、現在、滋陰しながら、徐々にサンリョウ・ガジュツを増量中。
最初は、刻みの生薬として各2粒ぐらいから始めたんだけど、現在は、その5倍量ぐらい使ってる。
最初っから現在の量を使ったら大変なことになってたけどさ。
(いや、白状します。最初に高容量でちょっと試しました。はい・・泣)

もうちょっと増量できるかな・・・??
ま、陰虚の状態とお腹の状態を天秤に掛けて考えよう。
それについてはまた今度。

・・・とかいうような「日本の漢方の常識」とは違うことを言ってると、また「嘘つき」呼ばわりされたりすんのかな・・・
ま、好きにしてくれ。


今私が使っているのは、石膏・亀板・ガジュツ・サンリョウ・牛膝・川玉金・香附子・牡蠣・水牛角・桑葉・杭菊花・インチンコウ・山梔子・黄芩・板藍根・キンギンカ・麦門冬・天門冬・玄参・麦芽・当帰・芍薬・川楝子・党参・山薬・茜草・桂枝。これに、イスクラの炒り麦芽とツムラ医療用猪苓湯を半包。

以前と変わったのは、まず一つには、石膏を大々的に使っていること。

石膏は、肺胃の熱、気分の熱を排出させる要薬。
しかも、体にこもった熱を留めずに排出させる(泄熱)作用がある。
で、水牛角などと一緒に使うと、気血両犯の熱によく効く・・・らしい。
んで、他の多くの清熱薬と違って、体の水を抜かないので、陰虚が存在する人間にとっては使いやすい。

なので石膏は、私にとっては本来欲しかった生薬だったんだけど、これ、ちょっと前までは、絶対に使わなかった。
なぜなら、湿疹が出来てたから。
飲んだら、あっというま。
内股とかの広範囲に赤い発疹が出て、ぼりぼりかきむしってしまうような状態に。
以降、恐ろしくて、避けまくってた。

でもこのたび、思うところあって再チャレンジ。
そして、飲んだあとに湿疹が出来ても我慢してたら・・・・湿疹がしばらくたつと治った。
んで、石膏はそれ以降、使えるようになった。

ってことは、あぁ、やっぱりあの湿疹は、瞑眩だったんだ。
予想したとおり。

本来、皮膚というか体表面の気虚で熱が放散されない状態だったのが、石膏で表面近くまで熱は持っていけてたけれど泄熱されきれずに、皮膚に過剰な熱がこもって湿疹が出来てたんだな。
それでもごり押しして服用し続けてたら、「しょうがないなぁ」と体表面が根負けして熱を排出するようになり、湿疹も治った、と。
ごり押しするのって、ホント怖かったけどね。
本来、湿疹を抑えるには気虚をどうにかしなきゃいけなかったんだろうけど(本来、こんなひどい瞑眩なんて、起こさないように調整しなきゃいけないよ)、体内の熱がすごかったから、下手に補気剤使うとまた怖いので、そのままごり押ししてみたわけ。
でも、今回背水の陣で挑んだら、いけたな。
ま、悪いほうに転んだって、調整は出来たはずだけどさ。
それに、以前と比べて血熱を大分抑えてきたからこそ、湿疹がすぐに治まる程度の分量の熱になってたんだろうし。

あと泄熱って、ホントだな、と思った。
石膏を使い始めて、最初の頃は、ぶわっと、顔が熱くなってた。
でも、耳閉感とか歯肉炎は改善して収斂する感じがするし、しばらくたつと、体自体の熱も下がる感じ。
頭の中にたまってた熱が、皮膚に出てきて発散されてる!って感じ。
おお~、泄熱って、すごい!!

おかげで、体の水分を取り去ってしまうような清熱薬を減少することが出来るようになってきた。
ついでに、石膏のおかげで、ガジュツとサンリョウも、ちゃんと使えるようになった。
石膏が使えなかったら、この二つも使えなかったよ。

ということで。
現在第2段階として、ガジュツとサンリョウを、ちょっとづつ増量中。
これ、長くなるので詳細はまた今度書きますが、自分の体がほんとに面白い。
さすが、ガジュツとサンリョウ、って感じ。
これも、私はひどい気虚・血虚だったから、そして、経血量が多かったから、怖くて長い間使わなかったけど。
(この二つの生薬を使い始めてから月経がまだ来てないので、どうなるか分からないけど)

あと、弁証をちょっと間違ってたな、私。ってことも分かった。
ま、補正できてるし、結果オーライだから、いっか。

しっかし。
ああ~状態が良くなってんだけどなぁ・・・
客観的データが欲しいから、今のお腹のMRIほしいなぁ・・・
2月末日にとった画像と比べたら、絶対一目瞭然のはずなのに。
(そうでもなかったりして。うわ・・・)

どっか近所の病院で撮ってくれないかなぁ・・・
今のところMRIをすんなり撮ってくれるような当てはないし、症例報告をどっかに正式に出すわけじゃないので、たかだかここで自慢したいがために1万円ほど出すのはきついけどなぁ・・・。


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