危ない「漢方のお医者さん」との戦いの記録

「専門家」が誰も助けてくれなかったので、独学・自分の体で命をかけて漢方薬の人体実験した記録。書いてあるとおりかなり危ない状況だったので、安易にまねしないでね。

2013年06月

ここんとこ、変な書き込みが相次いだ。
過去ログを一切読まないままと思われる、安易な批判というかそういうコメントのことだけどさ。


私はここで、「日本で漢方をやっている人々」の過ちを、私の悲惨な経験、及び中医学に基づいて何度も何度も出来るだけ論理的に説明してきたつもり。
(科学的に、じゃなくて主観的にだけどさ。私は自分でデータとって論文書くような科学者じゃないし、そうそう他人の論文も引っ張ってこれないし、臨床にも出てないから、自分の経験と持ってる本に書いてある中医学しか分からんからね。・・・って言うのが大前提なのに、疑似科学だって批判されてもねぇ・・・はなっから装ってないっての。苦笑)
近年、そういう「漢方の思い込み」が危ないもんだという認識も広まってきたみたいで、それを改善しようとする動きも出ていると風のうわさに聞いて、嬉しいとも思ってる。


でも、それでも、ここでそういう書き込みが結構あるんだから、まだまだ「アブナイ専門家」は、たくさんいるはず、ということを思い知らされる。


で。
この件で再認識したのが、乗り越えたと思ってた、彼らに対する激しい憎しみ。
一時期は、本当に、殺意を覚えたほどの。


何度も何度も書いてきたことだけど、もう一回。
私の体の状態をまともに把握できない彼らに、自分の症状から精神状態から生活からなにもかも否定された挙句、いいかげんな漢方薬なり何なりを処方・販売されて、それでも良くならなくて(というかそのせいで悪化したりして)、体は悪いわ精神状態は悪いわお金はなくなるわ家族ともギクシャクするわで、どん底まで落ち込んじゃった。死んじゃおうかなぁ、とふらふら海岸に行ったりしたし。
それでも、私の状態と向かい合おうとしない、反省の色が見えない、勉強しない、自分のやってることは正しいんだ!みたいな「専門家」、殺してから死んでやろうか、そのほうが世間のためかも、なんてことまで頭をよぎったよ。

でも。
死ぬ前にあがいてみようと自分で中医学を勉強してみて、どんなに彼らが私にアブナイことをしてたのか、よく分かってきた。
なんだ、彼らが間違ってただけじゃない、って。

で、「金輪際あんたたちからひどい目に合わされないようにする!!!」という決意のもと、自分の考えをまとめて自分なりの防御策をたてるためなんかの目的で作ったのが、このブログ。


そうして書いてるうちに、なんとなく自分の中で、そういう憎しみが落ち着いてきて、片付けられてきたように思ってた。
文章にするのは、カウンセラーなんかが進める手法でもあるけど、精神的に落ち着くためでもあったしね。
で、最近、実生活では、漢方薬等で調整しつつも、結構幸せにちょろちょろしながら暮らしている。
憎しみなんて、とっくに昔のことだ、ってね。


でも。
当時のとても苦しい状況にいた時に「専門家」に言われつづけた安易で無責任な言葉を、私のブログのコメントで発見したとき、それが、呼び覚まされたのが、自分で、わかっちゃったんだよね。
乗り越えたんじゃなくて、蓋してただけだったみたい。
結構傷は深いらしい。


そういうことを言ってる本人たちは、そこまでの憎しみをもたれているとは、露ほどにも思ってないんだろうなぁ。
そこがまた悔しいけれど。


多分、言を尽くせば、彼らにも理解してもらえる可能性はある。(理解されない可能性もあるけど。)
しかし、いかんせん、ここはネット上。
過去の経験から言っても、いくらこっちが一生懸命説明したって返事を書き込まずにおさらばする可能性のほうが大きい。
そもそも、過去ログにいくらでも答えは書いているのにそれすら読まないで、こちらに多大な労力を求めるのもどうかと思うし。説明はどうしてもながくなるからね。
そんな無駄になる可能性の高い労力と時間をブログにかけるほど、現実の生活が暇なわけじゃない。


ってか、昔みたいに、人に対する憎しみでさらに体を蝕まれたくはない、ってのが、本音だけど。
(ここで気付いて調整しようとするところが成長した証だな。はは。自分で自分を褒めてあげよう。)


ということで、当面、コメントをつけられない設定します。
過去ログのコメントについても、支障が出そうなら、削除する方向で行こうと思います。
せっかく書き込んでくださったほかの方々には申し訳ないですが、ご了承ください。


漢方をちょっと勉強した人が、すぐに槍玉に挙げたがるのが、抗生物質。
抗生物質は、細菌を殺す薬。
漠然・漫然と長期投与されたり、多種類をコロコロ代えて投与されたり、なんて誤った投与のされかたをすると、健康を保つのに必要な体内の常在菌をも殺してしまったり、恐ろしい耐性菌を作り出すことになったりする。
(世間の病院ではよくあるよね。恐ろしいことに。医者がやりたくなる気持ちもすんごくよく分かるけど。)

で。
「漢方薬だったら、そういうことがないので、抗生物質より安全です!漢方薬を使いましょう!」
みたいな極論がさ、出てくるわけよ。

でも、それ、極論だって、気付かないのかな?
抗生物質って、使い方次第でしょ?

漢方薬で何でもかんでも感染症に対応できるわけじゃない。
完全に防御できるわけでもない。
(それがホントにできるんなら、漢方の本場中国から感染症のパンデミックなんて起きないっての!)


感染症って、量的・時間的な問題なんかもあるから、いくら頑強・健康な人が漢方薬で防御したって、感染源と濃厚接触して、半端じゃない量の細菌を常に体の中にとりいてしまうような環境にいたら、そりゃ、感染するよ。
そういう環境にいるほうが悪いって話にもって行きたいかもしれないけれど、仕事上なんかでどうしてもしょうがないこともあるし、あるいは、普通に日常生活してても、思いがけない感染源に気付かないことだってよくあることだしね。


また、体が弱くて、証が複雑に絡み合ってる人なんかの場合、本来使いたい漢方薬を使えなかったりすることがある。積み重なった証を時間をかけて段階踏んでとりのぞいて行かない限り・・・って、私もそうだったけど。
で、そういう人が、いきなり感染症にかかって、体力を回復させて感染症をどうにかして・・・なんていう目的で使いたい漢方薬があっても、証の問題で使えなかったりする。

そんな患者で抗生物質が使える感染症の場合、
「抗生物質は常在細菌を殺してしまって危ないから、漢方薬で!」
なんて悠長なことを言ってたら、漢方薬ではすんなりいかないわ、感染症でどんどん体力が低下してそれこそ命に関わるわ、という事態になる。


抗生物質より漢方、なんて主義主張に固執して、そのために命がなくなっちゃったとしたら、それこそ、本末転倒。常在菌うんぬんより、命を救うほうが、優先っての、誰が考えたって、当然のことじゃない?
命が助かってから、腸内細菌なんかの心配したって、十分間に合うじゃない。


「抗生物質使っちゃ駄目!漢方薬で!!」
なんて言ってる人には、
「そこまでの腕はあるの?
そう言いきるほど、全部の人の証に対応できる自信があるの?」
と、胸倉掴んで聞きたくなる。
私が知ってる範囲では、そんな腕のある人一人もいないし。


そりゃさ、日本の病院で深刻な問題となってる、だらだらした慢性的な感染症で、どんな抗生物質使っても良くはならないんだけど、でも、抗生物質やめるとしゃれにならない事態に、なんてことは良くある話。
私も、動物に対して、そういう事態に陥って、逡巡することはよくあるんだけどね。
そういう患者は、免疫力が弱ってて、感染症に対峙する力も弱ってる状態。
その場合には、西洋医学って、無力だなぁ、と思うよ。
でも、そういうときこそ、力を発揮するのが、漢方薬。(動物にはまだまだ使いづらいけどさ)
ただし、あくまでも、状態を見つつ、場合によっては抗生物質は使いつつ、ってのが、鉄則だと思うけど。

また、ある程度健康な人が、軽い感染症に感染した場合、抗生物質じゃなくて漢方薬で、ってのも、すごくいいと思うよ。耐性菌を世間に増やさなくていいしね。


でも、漢方薬>抗生物質、というのが全てのケースに当てはまるわけじゃないっての、しっかり認識しとかないと、下手すると人の命にかかわるんだよ。
漢方薬<<抗生物質、って場合だって、あるんだよね。



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