危ない「漢方のお医者さん」との戦いの記録

「専門家」が誰も助けてくれなかったので、独学・自分の体で命をかけて漢方薬の人体実験した記録。書いてあるとおりかなり危ない状況だったので、安易にまねしないでね。

2010年08月

先月、ある自然系施設のボランティアさん対象に、薬草観察会をしました。
私は東洋医学の専門家でもなんでもないので、あくまでも、西洋医学・東洋医学全般から見た一般的な「薬草」について、実物を見ながらしゃべったわけです。
「そういう症状ならこれを飲んでみてね」
なんてのはもちろんタブーで。

やっぱり、内容は、どうしてもここんとこはまっている東洋医学に傾いてしまいまして、もしかして、西洋医学が主体の一般の方には、なじみがあまりにもなさ過ぎた内容だったかなぁ、もうちょっと、一般的な話を多く入れたほうがよかったかなぁ、と、反省。
皆さんまじめな方ばかりで、一生懸命メモを取られていたので、もしかして何か間違ったこと言ってたら、結構まずいかも・・・と、冷や汗もかいたりして。

ただ、100km以上の遠方からわざわざ来てくださった方もいらっしゃったし、帰りしな、参加者の方々が笑顔だったので、喜ばれた・・・と思います。
(結局自画自賛か??)
自分にはまだこういったことが出来るんだ、という自信にもつながりました。
こういう機会を与えてくださった、施設の方々と参加者の方々に、本当に感謝です。



さて、丁度トリカブトsp.がきれいな来月の頭には、今度は、一般向けに、薬草観察会を実施する予定。
実は、前回のボランティアさん対象の観察会は、しばらくろくに活動していなかった私のリハビリが主な目的でして、(観察会に馴れたボランティアさん相手なら、私がなにか粗相しても見逃していただけるだろうと・・・くく)次回の一般向けの観察会が、本番、というわけ。

次回も、参加定員をごく少数に絞った、まだまだリハビリ途中仕様の開催になるけれど、(参加人数が多いと、ちっと体力使うしなぁ・・・)これがクリアできたら、本格的に、また活動できるかも、という淡い期待を持っているわけです。



とはいっても、未だ、毎日湯液は服用しているし、毎日お灸しないとやってけないし、ピップエレキバンはどこかしらに張り付いているし。
これで、ようやく体調維持できている状態。

証もそろそろなんか考えなきゃいけない時期のような気がしないでもないし、ここで気を抜かずに、また、自分の体とちゃんと向き合わねば。
じゃないと、活動できなくなっちゃうしね。


それについては、また次回にでも。


私は、昨年度、入会している子宮筋腫・内膜症患者の会の会報で、漢方体験談を連載しました。

患者が漢方を利用するに当たって、日本では現実的にはどんな状態なのかを、自分の実体験から書いたつもりです。
(ここで書いてきたような、感情丸出しの文章ではありません。さすがにTPOは心得てます。はっはっ)


しかし、それは、私一人だけの経験であって、
「日本の漢方の現状」
ではないわけです。


なので、
「みなさんは、漢方薬を、どのように利用なさっているんだろう? ちゃんと専門家に受診することができたのだろうか? 効果はあったんだろうか?」
等々の疑問が出てきました。
これは、自分というたった一人の体験からだけでは、推し量れない問いです。
そこで、この会の会員の皆さんに、アンケートさせていただけないかとお願し、今回、会報にアンケートを入れさせていただきました。
 

配布は500名弱、現在、徐々に回答が集まってきている段階です。
締め切りは、今月25日消印有効としていますので、アンケートのとりまとめはそれ以降となります。

結果は、会報上で報告する予定です。
(プラスどっかで出版させてくれないかなぁ、と奔走中。何にしても、原稿が出来てから本格的に探さないと。ここをご覧の編集さん、どうぞよろしくお願いいたします・・・って読んでる人いるのか?)


漢方体験という特殊な事例のアンケートですから、本来アンケート配布の母数はもっと増やすべきなのでしょうが、これはあくまでもスポンサーのない私個人がやっているので、あまり金銭的に余裕がなく、これ以上の配布は現在のところ難しいのが現状です。


ですが、私のモットーは、自分のできる範囲でせいいっぱい戦うこと。
「日本の漢方ってこんな変な状況なのよ、ホントに酷いよ、そう思わない? ぷんぷん」
って愚痴るだけじゃ、何にも変わらないんだもの。
だから、このアンケートとその結果が、ちょっとでも漢方の現状を良くする手助けにならないかなぁ、患者さんがもっと適正に漢方利用できるような手助けに、ちょっとでもならないかなぁと、願ってます。

さて、どういう結果が出ますか・・・




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ここのところ忙しく出入りしていましたので、しばらく更新をお休みしていました。
おかげで、私は現在どの程度まで動けるのか、外出先で湯薬はどう煎じればいいか、その持ち運び用のキットは何がベストか、などを十分に検証することができました。

で、この外泊で、以前に比べて非常に良く動けるようになっていたことが判明したので(まだまだ問題はあるし治療はやめられないけれど)、私の自己治療に懐疑的だった家族も、私を全面的に応援してくれるようになりました。
よかったよかった。

で、その家族・・・というかつれあいから、今回、元気になってきた私に贈り物。
それは、たまたま旅先で入った古本屋で見つけた、講談社の「図説漢方医薬大辞典 中国薬学大典」。
4巻セットで定価12万円のところ、古書価格で3万6千円。

かなり安くなっているとはいえ、私はここのところたくさん専門書を買ってしまってぴーぴー言ってたので手が出ず、古本屋でぐずぐずと手にとって見ていたのだけれど、つれあいが見かねて買ってくれました。

これ、何がいいって、中文の下に日本語が書いてあるところ。
だって、中医学を勉強しようとしても、日本語の文献は数が限られているんだけれど、そうかといって、中文は私はさっぱり。
中文を勉強しようとしても、今まで、とてもじゃないけれど手が出なかった。
けれど、これだと、非常に良く分かる。中国語はしゃべれなくても読めればいいし。
カラーの図説がきれいで、イラストの勉強にもなるし。


なんだか、本当に、いろんなことに、ありがとう、って、思うよ。


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