危ない「漢方のお医者さん」との戦いの記録

「専門家」が誰も助けてくれなかったので、独学・自分の体で命をかけて漢方薬の人体実験した記録。書いてあるとおりかなり危ない状況だったので、安易にまねしないでね。

2009年12月

今年のクリスマスにて。
恒例の、つれあいが買ってきてくれたケーキ↓を食べる。



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これ、結構大きい。
でも、つれあいは甘いもの食べないので、例年一人で食べる。
すると、これもまた例年のことだけど、お腹がゆるくなる。


でも、そんなの、あまり気にしない。
今の私にとっては、その程度の変化の補正は簡単だもの。

多少お腹がゆるくなっても、それでお腹が冷えて顔がほてっても、顔に吹き出物が出来ても、それはどにかできるもの。


もちろん、こんなことしたら、中医学的には問題がある。
それは重々分かってる。


でも、こんなの頻繁に食べてるわけじゃなくて、年に数回のことだし、補正の手段はあるし。
それよりなによりも、そういう心遣いが嬉しくて。

頼りになる医療関係者がいないから仕方なく自分で生薬を買って調剤して服用している私、見方によってはとてもアブナイことしているともいえるけれど、それでも見守ってくれて、本格的な漢方薬局にかかるよりははるかに安いとはいえ毎月毎月高額の生薬代を負担してくれて、その上、こんな風にケーキも、買ってきてくれる。


それが、何よりもありがたくて。


大事に、いただいた。


私、ほんとに恵まれてると思う。
お金はあんまり無くて遠くの専門医になんか簡単には受診できないけれど、それでも必要な生薬を買うだけの経済力はうちにあって、それで、自力でどうにかできるだけの力が私自身にあって、見守ってくれる家族がいて。

なんか、ありがとう、って心から思えること自体に、感謝したい気分。



神様、ありがとう。
このお礼は、いつか、必ずしますね。




・・・と気持ちよく油断してたら、これもまた例年のことだけど、きっとインフルかなんかもらってきちゃうんだ。
銀翹散(生薬の内容考えたら私でも使えそうな感じ)買ってきとこっかなぁ。
そういや板欄根どこにしまったっけか・・・




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最近まで、頚椎性神経根症のため、鍼灸院に通っていた。
ここは中医系ではないところ。
よって、ちょっとぎょっとするような場面があった。
漢方というか虚実について勉強されていないので、実熱のある部分にお灸をしようとしてしまうのだ。

私の場合、肝・胆・心に熱がこもっているのだけれど、当時は虚熱より実熱が台頭してた。
その一方、腎は冷えている。
ただ、それらに関する経穴は両方ともかなりしこっているから、両方同じようにお灸をしようとしてしまうわけ。


鍼とかお灸って、同じ様に考えられてるかもしれないけれど、その効果は違うもの。
基本的にお灸は補、つまり虚証のときに使うもので、鍼は実証向け。


私なんぞ、確かに、腎に関わる経穴にお灸をするととてもよくなるのだけれど、一方肝などの経穴にお灸をすると、ものすごく体にさらに熱がこもって、気分が悪くなってしまう。
でも、一方腎に鍼やっても何にも感じないのに、肝・胆に鍼をすると、凝った部分にびったしと当たって気持ちが良かった。


補の鍼もあるみたいだけど、それを使い分けられる人はどのくらいいるんだろう。
(チャングムたちだって言ってたよ。体力がないと鍼は使えないって。つまり鍼は基本的には虚証につかうもんじゃないってことでしょ。・・・はい。最近またBSでやってる放送見てます。なはは)
実証にはお灸は使っちゃ駄目って言うのが本当に良く分かった。
で、通ってた鍼灸院では使い分けが出来ていなかったので、私がいちいち指定してやってもらってたわけ。(それで間違って何度痛い目にあったことか・・・自業自得だ・・・しくしくしく)


さて、ここで問題となるのが、高血圧にはお灸は禁忌ってやつ。
なんかね、場合によっては高血圧にお灸することもあるみたい。
でもさ、やっぱ、中医学ちゃんとやってない人には、禁忌とするほうが無難だと思うけど。
なんでかというと。

「中医学入門」によると、50例の冠不全及び27例の高血圧症を弁証して分類すると、以下のようになるんだって。

心気虚・心陽虚
心血虚・心陰虚
気帯血瘀
肝血虚・肝陰虚
肝陽上亢
腎陰虚・腎陽虚


で、問題になるのが、これらの状態が嵩じたり複合的な要因があったりした結果、おもいっきり肝や心に実火が入っちゃってる場合。
これ、虚がもとだとしても、一見実証しか見られない。
私もその状態だった。

本当はいらない熱を瀉さなきゃいけないそんな状態に、下手に、さらに補っちゃうお灸をしたら、そりゃ、まずいよ。私みたいに、えらい目に遭うよ。
だから、お灸は、中医学を勉強した人なら、ちゃんと虚で補わなきゃいけない人と、実火が入った人を見分けて、使い分けるんだろうけれど、そんな見分けが出来ない漢方素人向けには高血圧には禁忌としておいたほうが安全だよね。

というわけで、選べるものなら鍼灸院も、中医系がいいよなぁ、と思っちゃったきょうこのごろ。
うちの近所にはないけどさ。へっ


・・・と、ここまで書いて、ここを読まれている中医系の鍼灸師の方、いらっっしゃったら質問です。
補の鍼って、どうやるんでしょうか?
もしかして、瀉のお灸ってのもあるんでしょうか?
どこかに書かれた文献あったら教えてくださると幸いです。





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先日、毎年恒例の1日がかりの人間ドックに入った。
毎年毎年思うけど、これ、体に悪い。


なんでかっていうと、漢方を全然知らない医療関係者と接触するから。
彼らから見れば私は勝手に漢方治療やってる素人だもの。
そういう本人たちからして漢方の素人なのに、そんなあつかいうけたら、こっちだってストレスがかかる。
もうほんとに、検査してその結果だけもらって帰りたかったんだけど、それは出来ませんと半強制的にいわれちゃったので、しょうがない。


んで、今回もまた複数の医療関係者からいろいろとピントはずれのことを言われたけれど、今回(も)一番気になったのは、私が子宮筋腫もちだとわかると、体が冷えると悪くなるからとにかく温めろ、と主張して譲らない看護師(・・・?なのかな?技師?)



中医学の観点からは、子宮筋腫は瘀血(中医学なら血瘀って言えってか)なんだけど、この瘀血は、寒によっても、熱によっても起こるでしょ。
原因は冷えばっかじゃない。
それに、体が熱いという自覚がなくて冷えの症状が出ていても、証を見ると一部の臓器に熱が偏在して病気になっている場合もあるでしょ。
私みたいに確かに一部は冷えてるけどそのほかの部分は熱がこもっている人が、無理な温め療法を行うと、熱をさらにこもらせて、症状が悪化しちゃうじゃない。
血熱で瘀血が起こってる人は、もっと子宮筋腫を大きくさせちゃうよ。
それ、彼女、分かってないよね、全然。

そもそも冷えって西洋医学的な発想じゃなくて、東洋医学の範疇でしょ。
ちゃんと東洋医学を勉強もしない基本的に西洋医学一辺倒の人間が、専門家然として、中途半端な聞きかじりを患者に伝えるのって、どうよ。


・・・って、不愉快になると、ストレスが。
ま、こういう人、その辺にザラにいるから、いちいち怒っててもしょうがないって、もうあきらめの境地でもあるけれど。
もっと腹の虫の居所が悪かったら、おもいっきり意地悪な反論するかもしれないけれど、今回はそうでもなかったので、ニコニコ笑って、
「そうですね」
なんて受け流す私。
この年になってようやく精神的にも大人になったのか・・・?


・・・というより、いいこともあったからかな。
このドックで利用している病院で、子宮筋腫の継続的な検査もしているんだけど、今回エコーで見ると、なんか、夏より、ちょっと筋腫が小さくなっている可能性が出てきたから。
MRIじゃないと、ちゃんとした大きさが把握できないので、まだ分からないけれど。
すくなくとも、エコーで見る限りは大きくはなってない。
やるじゃない、私。
(ホントは大きくなってたらどうしよう・・・)


年明けにMRIの予定。
さて、結果はどうでしょうか。




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実はここ1年ばかりの間、ある疾患を持つ患者の自助団体が出している機関紙に、自分の漢方体験を連載していた。


その目的は、一つは、漢方薬を勧められることも多い私と同じ疾患をもつたくさんの人に、自分の体験を伝えて、何か役に立てれば、と言う思いから。


そして、実はもう一つ大きな目的が。
私は自分の経験を通して、漢方を利用する患者の本当の生の声って、聞こえてきてないんじゃないか、と思ったのね。
そのせいで、薬を処方する側の認識もさらに不足して、漢方薬がこんなにいい加減な使いかたされてるんじゃないのかな、とも思ってるし。
ここのブログも、そんな目的で開いているわけだけれども、私一人のことじゃ、自己満足だけで終わってしまう。
だから、多くの患者の生の声を、どうにかして、まとめたいと思っているの。
で、前述の患者団体にお願いして、漢方についてのアンケートを実施する計画をたてていたわけ。


でも、他人様に協力してもらうばっかりじゃ、駄目でしょ。
世のなか、ギブ&テイク。
ちゃんと自分が出来ることもしなくちゃ。
だから、先方のスタッフの方と相談の上、自分の経験を連載で伝えたうえで、終了後に、アンケート実施を目算しているのね。
で、ようやく、来年の春ごろにアンケートが実施できそうな運びになってきた。
それをまとめて、本に出来たらいいな、と思ってる。



でも、実はこれ、今のところ、出版社もちゃんと決まってないし、スポンサーもいない。
いくつか出版社に当たってはいて、面白そうとは言ってもらえたりはするけれど、この出版界の不況の中、編集者さんたちが言うそれが本当に実現するかどうかは今のところ不明。
やっぱり、原稿の出来高しだいなんだろうなとも思う。
さらに、私自身、医師でも薬剤師でもないので、「専門家です!」という肩書きがない。
しかも、今のところ、専門知識を持つ協力者もいない。
いくら素人がわいわい言ったって、「専門家の書いた(協力した)本」というのにはかなわない・・・というのは、出版社の人と話していて、良く分かった。
しかも、この患者団体に加入している人は結構多いので、実はアンケート実施するのも、結構お金がかかる見通し。自分の漢方薬の費用だけでピーピー言ってる私には、ちっとばかし厳しい金額。


だから、結構道のりは険しい。



でも、自分が出来ることはやらなきゃ、と思ってるし、今、できることって、これだと思うから、出来うる限り精一杯がんばるつもり。



と、このような事情のもと、ここを読まれている皆様にお願いです。



この話に興味をもたれた出版社の方、スポンサーさんになっていただける方、ご協力いただける漢方(中医学)を専門とされている医師・薬剤師の方、大募集中です。
まだまだ時間はありますので、どうぞ御一考、よろしくお願いいたします。
もしいらっしゃいましたら、とりあえずこのブログのコメント欄に、何らかのコメントを書き込んでいただけると幸いです。
連絡先等のご相談は、それからさせていただければと思います。




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現在の私、心(と肝)には熱がこもってて、でも、腎は冷えてる。
これ、心腎不交ってやつだと思う。

で、今、漢方薬だけでは、ちーっとばかし治りが遅い。


冷やすのは漢方薬に任せなきゃしょーがないけど温めるのは物理的にもできる、ということで、心(と肝)を冷やすのは漢方薬で(今までと内容は一緒ね)、腎を温めるのはお灸で、やってみることに。


で、私の体の中で一番冷えているのは、手術痕付近の下腹部。
腰も痛くなる。

ということで、腎経だけじゃなくて、その辺一体の経穴を探る。
と、出るわ出るわ、反応しまくってる経穴が。

もう、下腹部にある経穴、全部硬くものすごく大きくしこってるのなんのって。
一番凝ってるのは、腹結かなぁ。
でも、みんな似たり寄ったりだな。
(ほんとは上腹部の経穴もものすごいけれど、とりあえず実熱がこもってるので、このへんはやめておく。)
腰は、仙腸関節辺りの経穴が一番痛いんだけれど、自分の背中側じゃ全然分からないので、どの経穴かなんていう同定はとっくにあきらめてる。
でも、触ると、痛い部分は分かる。


で、自分で、お腹と腰にお灸する。
家族とかの専門職じゃない人にやってもらうと、経穴に当たらないんだもん。
自分でやるほうが確実。
(専門職にかかると高いしさ。泣)
どうやるかというと。


まず、煙の出ないタイプ(長生灸ね)と出るタイプ(こっちはせんねん灸レギュラー)、両方を用意。
なんでかというと、体の前面にお灸する時には立ったままやるので、煙が出るタイプでやると、顔にもろに煙をかぶってしまって煙たくて仕方ないから。
でも、煙の出ないタイプは高価なので、煙の影響があまりない部位にやるときは、安い煙の出るやつでやってるの。


台所の流しの前に立ったまま、換気扇をつけて、お腹に、煙の出ないタイプのお灸をする。
お灸に火をつけて、お腹を覗き込みながら、位置を確認、貼り付けて、耐えられないぐらい熱くなったと思ったら、やけどしないように外して、水をためた流しにポイ。
寝てやると、お腹を覗き込めないので、下手すると手かおなかかどっかやけどする恐れがある。
だから、立ったままやるのがベストみたい。
これで、お腹はクリア。
ちなみに、上半身にお灸するときは覗き込めないので、鏡に映してやるといい。



問題は、腰。
見えないので、とても難しい。
火をつけたお灸を、慎重に右手で腰にまわして、やけどしないように貼り付ける。
ここで、煙の出るタイプの長正灸を使わずになんでせんねん灸かというと、台座が厚くて持ちやすいから。長正灸だと台座が薄くて、腰にまわすとちょっとふらふらするので、やけどする危険があるんだよね。
で、取り外す時もやけどする恐れがあるので、目で確認できる体の前面とは違って、お灸は1個づつにして慎重にやる。


こうやって、お灸すると、大分調子がいいんだよね。
これ、やり続けようと思う。


一人お灸、結構いけるじゃない。
もっと早くにやっておけばよかった。



でも、どーしても一人じゃ出来ないのは、背中。
膏肓とか、ホントーにやりたいんだけどね。
ああ、自分が二人欲しい・・・
(食費がかかってしょうがないわっ!!)



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